パンドラの箱

私の恐れ

 
不安になるだけでなく、昔の私はとっても怖がりでした。

例えば、電話鑑定占い師になったときに、占術に霊視とか霊感とか出していいの?とビクビク。

占い師デビューしてからは、これを伝えていいの?とビクビク。

さらに、お客さまを怒らせてしまうことにビクビク。

当時のお客さまの中には、都合の良いことを言わないと攻撃する人もいたんですね。

けれど、私は傷つきたくないわけです。

攻撃的な人には、自分が傷つかないように、遠まわしに遠まわしに伝えていました。

しかも、占い師と言っても、何でもかんでも分かるわけではないのに、分からないことを分からないとも言えない状況でした。

結果、自分が苦しくなりました。

メール鑑定を始めてからは、お客さまから評価されるシステムだったので、低評価を受けないために文章を工夫していました。

結果、私がやりたいことはこんなことじゃない!と、空しい風が吹き荒れました。

これではダメだと思っていたときに、ヒーリングに出会いました。

そして、サロンオープンに向けてサイトを作り始めたのですが、何も文章が浮かばないという事態に陥りました。

本当はもっと書きたいし、たくさんのことを伝えたい。

でも、それを読んだ人がどう思うのかとビクビク。

怖いから手が止まる。

結局、どうでも良いような日記を書く。

お客さまだけでなく、ヒーラー仲間などが読んだときのことを考えると、何故か怖かったんです。

この恐れをクリア出来た最初のきっかけは知り合いのヒーラーの言葉でした。

「私はさおりんをスピリチュアルな人だと思ってる。ただのヒーラーじゃなくて、スピリチュアルヒーラー。さおりんにしか出来ないことがあるでしょ?」

はっ!!そうだった。私はやりたいことがあってこの仕事を始めたんだ。

手始めに、それまであったサイトとは別のサイトを立ち上げて、自分の伝えたかったことを書き連ねていきました。

そうすると不思議なもので、人の評価や人の目なんていうものはどうでも良くなっていました。

これはどちらかと言うと、行動から変えていったパターンです。

行動することで、また一つ、課題がクリア出来たというわけですね。