カルマの法則
カルマというのは、業(ごう)とも言われるもので、結果を伴う行為のことです。
自分がしたこと、その結果を自分が受け取る。
これがカルマでありカルマの法則です。
カルマというと悪いところだけ、例えば、悪いことをしたらその悪いことが自分の元に返ってくると思われがちですが、良いことも同じように自分の元に返ってきます。
結果を伴う行為というと、行動だけに目を向けがちになりますが、考えたこと、思ったこと、言葉にしたことも行為の中に含まれます。
悪い(ネガティブ)思考を持ち、悪い言葉を使い、悪い行いを続けていると、悪い結果、悪いものを受け取る。
良い(ポジティブ)思考を持ち、良い言葉を使い、良い行いを続けていると、良い結果、良いものを受け取る。
このようにカルマの法則は至ってシンプルなのですが、生きていれば色々なことがありますね。
普段ポジティブ思考の人でも、ポジティブではいられなくなったりすることもあります。
生きていれば色々なことがある、その「色々なこと」が既に過去や過去世からのカルマだったりするのですが、
神様や仏様じゃないんですから、いつもいつも人を許して、ポジティブ思考でいるなんて、人間技じゃないと私は思っています。※あくまでも私見です(笑)
では、ずっとネガティブなカルマの中から抜け出せないのか、というとそういうことではなく、思考を持っている人間だからこそ出来ることがあります。
まず、悪い(ように見える)ことが起きているのなら、それは過去に自分がしたことの結果を受け取っているということです。
それは過去かも知れませんし、過去世からの結果かも知れません。
また、自分でしたことと同じようなことが返ってきているとは限りません。
ここで大切なのは、何かあったときに怒り続けたり悩み続けたりするのではなく、その経験から学ぶことです。
何らかの結果が出た、その結果を人のせいにしないで自分の人生は自己責任だと認識して、しっかりと受け止める。
そして、これからどうしていったら良いのか考える。
これでカルマの一つは解消されていきます。
それからもう一つ。
カルマというのはバランスでもあります。
例えば、過去で人を傷つけたから、今の自分が傷つけられる。と納得したり自棄になって終わるのではなく、
過去で人を傷つけたのなら、今とこれからは傷ついた人を助けることでバランスが取れます。
バランスの取り方は人それぞれですし、起きていること、考えることも皆違うのですが、
カルマを恐ろしいものではなく「バランス」だと考えると、今よりも生きやすくなったり、これから何をしていったら良いのかがわかりやすくなります。
カルマについて、いや、それはちょっと違うんじゃない?と思うようなことを言っている人がいましたので、書いてみました。