思い込み
発達障害の方の特徴の一つに「思い込み」があります。
それも自分視点の思い込みです。
そして、思い込んだらその思考からなかなか離れることが出来ません。
特に心が落ち着かないときには広い視点で物事を見ることが難しくなり、激しく思い込むことが多くなるようです。
例えば人に対して「この人はこういう人だ」という思い込みは、まわりの人が同調、共感してくれるまで言い続けることがあります。
同調してもらえない場合には、その人がどれだけ悪い人かということを言い続けることもあります。
まわりに諭されても思い込みを修正出来ないこともあります。
自分がそれをすることで、それを言うことでどうなるのか。ということの想像がしにくく、結果、人を巻き込み、人間関係のトラブルが生まれます。
客観的に見ていて、人を巻き込んでトラブルになったとしても、発達障害の方には悪意がないことが多いです。
ただ、自分は正しい。絶対にそうだ。という感じでいる人が多い印象です。
発達障害の方への対処法や接し方を聞かれることもあるのですが、
思い込みで感情が沸き立っているときには、落ち着くまでしばらくそっとしておくこと。
落ち着いたら、分かりやすい言葉で伝えること。
これが一番良いのではないかと私は考えています。