パンドラの箱
ギリシャ神話のパンドラの箱。
これは「開けてはならない」と言われていた箱です。
箱の中には、「この世の全ての悪」が入っていました。
その箱を女神パンドラが開けてしまったことで、世界中に災いが広がっていき・・・
というのが一般的なパンドラの箱の解釈です。
私がここでタイトルに「パンドラの箱」とつけたのは、その物語の解釈ではなく、その箱の中身に注目したからです。
あなたの中には過去の経験から生まれた怒り、悲しみ、恐れなどの感情や思い込み、刷り込みなどが入っているパンドラの箱があります。
そこにはきっちりと蓋がされています。
人によっては頑丈に鍵までかかっています。
あなたはその箱を開けてはいけない、見てはいけないと思っています。
何故ならその箱の中には、
あなたが見たくなくて封印したものがたくさん入っているからです。
多くの人は見たくないので、無かったものにするか、あるのは分かっていても感情を封印して、笑い話や思い出話にしています。
あなたは「それ」を見続けたくないから封印して、意識の奥底にしまい込みました。
でも、「あるものはある」のです。
あなたの性格や思考と行動と感情のパターンを創っているもの。
それがあなたの中にあるパンドラの箱です。