その現実を選んだ目的
人間関係というのは、自分にとって心地良いものもあれば、そうでないものもありますね。
では、そうではない場合、つまり「心地良くない人間関係」に身を置いている場合。
私が選んでいるわけではない。相手が一方的にこういうことをしてくるんだ。
と言いたくなりますし、言葉にしなくても、心の中で思っている人もいるでしょうけれど、
少し冷静になったら、自分が選んでいるという視点から見てみましょう。
例えば、仕事を辞めたいと思っている人の中には、
辞めたい辞めたいと言いながら、義理や人情、執着、将来に対する不安な気持ちなどから新しい道を選べない人もいますね。
でも、本当に辞めたいのなら、思い通りの現実へ進んでいきます。
自分にとって心地良くない人を選んで、目の前に登場してもらい、
「嫌だ」という気持ちでいっぱいになったのち、仕事を辞めるという選択をするんですね。
※もちろん、そのままその場所に居続けて修行的な選択をする人もいます。
例えば、私はいつも悩む人間だと思っている人は、
あなたが決めている「悩む人間」でいられるように、心地良くない人を選んで登場してもらい、悩み続ける現実を創ります。
悩み続けることは一見ネガティブですが、
ここには「現実はあなたが創っているのだからあなたが変えることが出来るんですよ」というメッセージが含まれているんですね。
何事もそうですが、自分で分かっていることと分かっていないこと(意識に上がってきていることと上がっていないこと)があって、
「仕事を辞めたい」とか、「悩む人間」ということに、気づいていない場合もあるのですが、
あなたがその人、その状況、その現実を選んだ目的は必ずあるんですね。