パンドラの箱

過去の経験と今

 
前回はとっても分かりやすい、よくありがちな潜在意識を書きましたが、

実は「え?そこに原因があったの?」ということのほうが圧倒的に多いのです。

例えば、「幸せな恋愛がしたい」と思っているのになかなか続かないAさん。

Aさんの恋愛のパターンは、一人になるのが怖いから、相手を怒らせないように機嫌を取ってしまう。言いたいことはグッと抑えて我慢する。というものでした。

Aさんの中には「言いたいことを言ってはいけない」という思い込みがありました。

この思い込みが生まれた時期をずっと遡っていくと・・・

小さい頃に「あなたは長女なんだから」と我慢を強いられ、甘えたいのに抱っこしてもらえなかった。という経験があり、

「抱っこしてと言わずにいればお母さんは機嫌良くいてくれるんだな」

「それなら私は、人に言いたいことがあっても言わないでおこう」

と決めていたのです。

恋愛とはまったく関係ないところで、しかも子供の頃に、Aさんは決意していたのですね。

必ずしも、潜在意識にある考えを知る必要はありませんが、いつもいつも同じようなことを繰り返して、「何で?どうして?」と思っている人は、

勇気を出して一歩を踏み込んでみると、長年抱えてきた問題の核が発見出来ます。

更には、傷ついているのに取り残されたままになっていたあなたを癒すことも出来るのです。