蕁麻疹
いきなりあらわれる蕁麻疹。
これは、我慢して我慢して我慢して抑えていた感情が限界に達したときにあらわれるもの。
本人は平静を装っていても、気にしていないと思っていても、身体は正直。
先に悲鳴をあげて、蕁麻疹を発症して、「感情が限界にきているよ」と教えてくれるんですね。
その我慢している感情は怒りだったり、恐れだったりします。
蕁麻疹には痒みがつきものなのですが、
痒みというのは、何かを否定していたり、誰かや何かのせいにして、自分は○○出来ないと思っている人にあらわれることが多いです。
更に注目するところは、症状が出てきている部位です。
先日、足と腕に蕁麻疹が出ている人がいました。
その人は、仕事が辞めたくて仕方がありません。
でも、辞めることが出来ません。
本当は自分で起業したいという欲求がありながら、生活が出来なくなるかも知れないと恐れています。
欲求との差から生まれる感情からストレスが溜まり、職場の人たちへの苛立ちが増して(八つ当たり)、毎日、イライライライラ・・・
そのイライラする気持ちが続いた結果、身体が先に悲鳴をあげたというわけです。
仕事を辞めたいのに、辞められないことへの怒り。
仕事を辞めたいのに、辞めることで生まれるかも知れない事柄への恐れ。
職場の人たちへの苛立ち。
三点セットです。
そして、蕁麻疹があらわれた場所は足と腕。
足は自分の足で立って進むことに関係しています。
腕は与え、与えられることに関係しています。
そろそろ自分の足で立つ必要があること。
出来ない自分を否定しないで、焦らず自分のペースで進んでいくこと。
人や環境のせいにしないで、自分で決めて自分で進んでいくこと。
欲求に正直になって、自分が望む豊かさを受け取っても良いこと。
こういったことを一生懸命に学んでいるところなのですが、本人はそんなことには気づきません。
本人の感覚としては、ただ痒いだけですからね。
もう少し頑張って考えたとしても、ストレスかな~。くらいでしょう。
恐れに負けないで、人や環境のせいにしないで、「自分の欲求に素直に行動すると楽になる」ということを身体は教えてくれています。
ただし、気づくか気づかないか、行動を起こすか起こさないかは、本人次第ですね。